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降臨せしは女神、それとも 通り過ぎた時を取り戻せたら 仲間はかけがえのない踏み台さ 色気の欠片もない取っ組み合い 再会の宴を、祝福の詩を いつまでも愚かでいられる君の隣 これから口説き落とす予定です たとえ枷があったとしても 全て失くしても、幸せだと言い切った 重い荷を背負っているなら 前途多難、だからどうした この声が消えてなくなる前に 失わなければ分からないモノ 平和な時は音もなく崩れて 零れた大切なモノをかき集めて 愛おしすぎて抑えられない衝動 迷っても、立ち止まってもいい 君に伝える勇気もないのに 期待させるだけなら近づかないで 君が私の隣にいてくれるなら 後悔しか残らない人生など 色づく感情、色づく世界 「きみは誰」と、笑えない現実 絶望したとき、あなただけが隣にいた 物語を知らない吟遊詩人 誰かを庇い、誰かが傷つき、誰かが癒す ありもしない未来に想いを馳せ 運命なんて関係なく出会い、別れる 僅かな希望を見出すために 空を仰ぎ、無意識のうちに呟く 永遠に檻の中に閉じ込め、慈しむ者 お礼は私自身！　……って、え！？ 忘れないと誓ったあの日 どうして変わってしまったの 本当に必要としていたのは いつまで争い続ければいい？ 「俺を信じろ！」「泥舟か……」 君は来ないと知っていた、それでも 嘘ならもっとましな嘘を 僕は君とって便利な道具なんだね 悲しくも切ない「優しい人」止まり 期待させる言葉という凶器 何度目かの一生のお願い 鍵をかけて閉じ込めた想い 予想外の運命に翻弄されて 自分が選んだ道、それが運命 下心しかない狼からの伝言 震える身体を抱きしめることもできず 自ら滅びを選択した策士 この道の先に僕を待っている人がいる	消せない温もりはいつまでも 希望だけを生きがいとして 気づいたのにどうしようもなくて 辛いだけの真実なら知りたくなかった 孤独という名をつけられた闇 君が僕ではない誰かを愛したら 赤い月に魅了された少年 君なしでは生きられない 僕は君だけを見てるのに 言葉だけでは伝えきれない 君といて気づかされていく自分 選択した道は君から遠く 他の誰にも譲れない、譲りたくない 唇を重ねても伝わる温かみもなく 夢だけでは我慢できなかった 君に殺されるために傍にいる 世界が憎んだ硝煙と少年 痛みだけが生きている証 涙を流すだけが悲しみではない つかんだ雪は解けて消えた それが偽りでもよかった 変わらぬ想い、変わった私 喜怒哀楽を知らない人形は 馴れ合うだけの関係を望む 異端者が語る奇怪な物語 錆びついた身体、寂れた心 誰もが私を哀れむけれど どうしても届かない不可侵の領域 敵に回してはいけない人 世界に中心は存在しない 彼の手のひらで踊る役者たち 君には僕がいる、それなのにどうして 犬の尻尾が生えている奴の頭を撫でる 君には手を出さないと決めていたのに 慣れは大切なものを奪い取って 道具にも感情はあるのに 男らしい彼女と女らしい彼 たった一人の敵、ただ一人の仲間 ひとりで何もかもできると思えていた頃 悲劇の主人公を演じるのは心地よく 思い込みが君を狂わせる 一つの過ち、それが全ての誤り 手を伸ばせばつかめると知っていたのに 最強、それは天然という人種 最恐、それは腹黒という人種 最怯、それは臆病という人種 最凶、それは残忍という人種 せずにはいられなかった無駄な抵抗 せずにはいられなかった最期の足掻き 中途半端な優しさが、何よりも私を傷つけて
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本来の自分を知るものは何よりも強く 醜くてもいいから、感情をさらけ出して 常識を決めるのは誰なのか あて先のない手紙の届く場所 愛を語る愛を知らぬ者よ 将来を考える、それは何もかも夢物語 お姫様と王子様に憧れて 誰からも手を伸ばされずとも 何度でも倒れ、何度でも立ち上がって 大きな声で泣き喚けば許されると思っていた 君の名を君に届くように大声で叫んだ いつまで経っても現状維持 切り捨てられた端数の行方 逃がさない、逃げられない、囚われの僕ら 代わりなんていない。他の誰かではだめで 気になって目が離せない人 あなたを護らせてください 平穏な日々、いつも傍にいるきみ 友人のままで終わりたくない もう好きじゃない……なんて最低な冗談 それは無意識？　それとも故意？ 罪深き君はとても綺麗で 闇を抱える君の温かい手 熱い瞳でじっと見つめて 小悪魔な笑みに踊らされて 溢れる感情を抑えきれず、深く抱きしめた 君を愛しているから、君の全てが欲しくて 諦めることでしか君を守れないのならば 化け物と罵られても、嫌いだと拒絶されても 許すことも忘れることもできないあの人 久しぶりに会えた愛する人の身体は冷たく 離れていかないように束縛した鎖 壊すのは簡単だったのに 端正な顔立ちに浮かぶのは嘲笑 力ずくで手にしたものは 軽々口にした言葉とは裏腹に 御伽噺の中で永遠に幸せに暮らせたのなら 誰にも語られることのない真実と 泡沫の恋心、今もまだ消えることなく 反りが合わない美男美女 全ての者と分かり合う必要などなく 主に慈悲が欠けているとある友人 逃げ道ばかりを確保して 本日夜這いに参りますゆえ 羽ばたけぬように羽をもいだ 誰かに許されたかったのかもしれない 肌蹴てしな垂れて項垂れて そうさせたのはあなたの一言 去り際にかけられた励ましの言葉 山奥にて熊相手に修行中	君と励ましあった旅立ち 廃墟を楽園と変えた少女 同じ苦しみに耐えた君と潰れた私 遥か空の彼方に残してきたもの 別れを告げたときが最期 指の間から零れ落ちる守ってきたもの 自然に笑いあえる毎日が 罰を望む君に下される無罪 それでも僕らは同じ過ちを繰り返す 手放すぐらいなら壊してしまえばよかった 許す権利など誰にもなく 書物に埋もれ、知識で溢れ 立ち止まったままでいられたら 自分だけの世界を広げて 我がままばかりの従者さま ひとりきりの夜に別れを告げる 手を伸ばして月を抱いた 失くしてもまた取り戻せるはずだったモノ 決して壊れない友との絆 あとで拒絶をするぐらいなら受け入れないで 目の前に広がる光景を心の奥に焼き付けて 手を繋いで、並んで歩こう 他人を意識しすぎていた彼の強さ 強く抱き寄せれば壊しかねない脆い心 疑うことを知らない罪深き瞳 それが茨の道だと知っていたけれど 大切なものを見失うとき 古より歌い継がれる名もなき詩 いつか見た幻想、今もここに息づいている 声がかれても叫び続けた 疑心暗鬼の蔓延する街 第三者による観察日記 硝子の破片を埋め込んで 所有物に首輪と鎖を与えて やり直しの聞かない選択肢 熟れたものは全て狩りましょう 元気になったら――君の笑顔を思い出した 何もかも受け入れられたら 些細な間違いを繰り返して 少しずつ、手を取り合って分かり合う 現実の残酷さ、刹那さを知る 零れ落ちた雫を受け止める器 悲しいまでに愛し合った二人 愛しい人の記憶に刻み込むように 身体だけが大人になって 可憐に舞う粉雪のように 世界を揺るがす舞いを踊れ されるがまま去られるまま 馬鹿げた想像だと君は笑うだろうか 背伸びした子供の言い分
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重い荷を背負うのは一人だけでいい 受け入れられることなどないと思っていた 忘れられない日の記憶をあなだが消した 押さえつけて力ずくで奪い取った 誰かに見せつける口づけ 強い独占欲で縛りつけて どうして君が彼と一緒にいるの？ 一つの寝台に身体を横たえて 孤独を欲する孤高の君は 言い訳ばかりのモノローグ いつからか気にかけていた見知らぬ人 問いも答えも導けない問答 面倒で相槌うったが人生の分岐点 これが夢だったなら、少しの容赦もなく 自分らしく在れと君は言った 馬鹿正直なあなたへ綴る 遊びにのめり込んだが最後 汚れなき心、一点の曇り あふれ出す気持ちを止められない 心動かされたのは君の涙 狂気にのまれたのは隣にいない存在のせい 煌びやかなドレスを纏い、心に光はなく 全てを見通す瞳が唯一見えないもの 君に伝えたいことがある 大切な人を失った世界の存在価値 神に祈り続けて堕ちた君 何をされても信じていたあの人 水と共に流れて消えた記憶 飛ぶための羽は地に縛りつける拘束具 交わされた視線に秘められた暗号 夢を追いかけ続けてストーカー あの人の代わりでいいから 感謝の気持ちを告げる前に 好きだから許せなかった いつまで経っても待ち人 終わるはずのない僕らの関係 見えるのはうわべばかり 知ってはいけなかった君の真実 檻の中で作られた幸福論 かざす凶器は彼の苦しみ 言いたいことも言えずに別れるよりも 一歩前に踏み出す勇気を あの人がいない広い部屋で 何があろうとも後悔しないと決めた 手紙は読まずに胃袋の中へ 急には止まれない速度で 長い休息がもたらすもの 立ち止まって動けなくなるぐらいならば 君が語る共感できない心境に 賭けられるのは自分の命だけ	吊るし上げられた十字架 神のいない教会に祈りを捧げて 行く先々で現れるあの人は 最初から性別なんて関係なかった 誰だって一度は立ち止まり、後を振り返る 純白の世界を真紅に塗り替えて 不完全な世界の完全な存在 神を気取ったものの末路 君の名を呼ぶ強さが欲くて 二人で弔うある日の夕方 知り合う前に別れを切り出して 己の知るものが全てではなく いつでも会えるはずだった 憧れの人と気になる人と 時計の針が指し示す運命 薔薇の刻印をその身体に刻み込んで 成功と失敗を繰り返して 誰もが知ってる内緒の話 硝子のごとく砕け落ちた 光のない夜空を眺めながら 君が僕を見る目はただの幼なじみ 大切なものだけが失われていく 思いやりのない想いを無理に押しつけて 口にする勇気はないから 他人の言動に惑わされ、振り回されて 一生に何度目かのお願い 暗い地下室で鍋をかき混ぜて 創造と隣り合わせの破壊 愚かなまでに愛に溺れて 期待しないで待ってるから 小競り合いから始まった戦争 腹黒冷酷人間のお気に入り 誰もいない部屋に響く「ただいま」の声 終わりは始まりへと続く通過点 似た者同士の腹の探りあい 賢者の石を手にした錬金術師の託宣 迷探偵からの挑戦状 お姫様抱っこをする少女とされた少年 ただ一人の特別な存在になりたかった 愛情こもった黒こげ料理 勉強しても追い抜かせない天性の才能 違反、ばれなければ問題なし 自分のものは自分で守れ 思い出せば辛いと知っていても 在るべき場所に還りましょう 服従させて作り上げた関係 その場しのぎの言葉などいらない 何度でもこの想いを伝えればよかった 何もできないからと諦めるのは簡単だった 鉄砲玉、どれほど撃ってもかすりもしない
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復讐だけを生きがいとして 知り合いでも友人でもなく 損しても不幸になっても誰かを思いやる心を 今日だけは遠回りをして 何よりも大切な君との腐れ縁 冷たい関係に終止符をうて 慰め上手なムードブレイカー どこへ行こうとも自分らしくいられるように 殺意みなぎる歓迎パーティ 光を反射した白銀の髪を風に遊ばせて 同じ星の下に生まれ、相反する道を行く二人 誰にも真似できない愛を君に 愛と名のつく鎖で戒めて 散り行く薔薇に君を重ねて 雪は水となり姿を消しても 過ちを認められない弱さ 逃がさないように壁際に追い詰めて 気を引くために手段は選ばず 淑やかにしとどに濡れて 時にあなたを癒し、狂わせる 悲痛な声を闇夜に響き渡らせて 失うと知っていたのに、手を伸ばしてしまう 立ちはだかるのが君であっても 友達だったのは過去のことで 流れるはずの涙は枯れ、嘆くはずの声も嗄れ 悲しみの連鎖を断ち切って 何もかも消えればいいのに 君に最期の「おやすみ」を 誰かの想いを踏みにじる気晴らし 廃れた郷里が最後の楽園となる前に 夢の続きはあなたの腕の中で 恋心というにはまだ儚すぎて 欲しいならあげる、でも、全ては渡せない 赦されていた、それでも 名も無き私にできること 二度とこんな考えを起こせぬように ブツだけ奪って依頼破棄 薄暗い部屋で待ち合わせて 大人になれない子供のままで 朽ちた骸にアイの花束を 幻を見るだけの希望が残されているのならば 罪深く溺れてもなお一筋の光を求めた 咲き誇る花よりも一輪の華である君を望む 泣き出した空に優しい詩を捧げて 誰かに奪われて欲する この先を知っていたら君と共にいられるのに 慕えば慕うほど疎まれる 何気ない優しさに寄りかかる 世界を揺るがす君の存在 泣いて請えば許されるというのならば	人を好きになる理由と、嫌いになる理由 甘美な夢を見させて 僕に夢中にさせてあげる 軽い気持ちだからこそ口に出せる言葉は 己の正義を振りかざして 何でもいい、何か言って 行く先々に立ちはだかる君の面影 思い出と幻想を取り違える 大切な人とそうでない人への温度差 干渉するだけでは飽き足らず 己を愁えるのではなく、誰かを憂えて 忠誠を誓ったからこそ反旗を翻した 強い願望はあるべき姿を見失わせる 吹き抜ける風の行く先 想いが二人を分かつまで 戦線離脱をするのは全てを奪われる前に 言えなかった想いの消息 落胆して初めて気づいた期待 淡い恋心の灯火を吹き消して 別れを告げる前の口づけ 磨り減って、もう何もないのに 他はいらない、君には私だけがいればいい 見えないからこそ見えるもの 大勢にとっては馬鹿馬鹿しいことでも 悪寒に似た君の優しさは 嫉妬してもらいたいがために 接点も存在もない透明な逝き物 おいでと招かれるほど、近づけなくなる 君と出会った瞬間に理性を投げ捨てた 愛しい人に流させた涙に酔う ほんの少し路から離れて 偽りの現実に身を委ねる 真実だけでは誰も救えないまま 逃げ道ばかりを気にしていて こちらを向くのであれば、嫌いでも構わない ここにいるのは他の誰でもない ただ、褒められたいだけ 愛という名の枷に囚われる 秘密の共有、背徳を味わって 痛みだけが満たしてくれる 今の気持ちを表す曇り空 懐かしいと思える記憶を失くして 少しずつ重ねてきた偽り 明けない夜に身体を強張らせた 迷い続けて、未だ決められず 傷つけるものもあれば癒すものもあるのだと 忘れることのない名も知らぬ人 止まることを知らない歯車 安らかな眠りを悪夢に変えた 全て燃やし尽くしたあとに残る跡
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自分を騙したままで他人を信じさせる チェスの駒を人に置き換えて 選択肢は一つ、答えは複数 何も教えず、何も知ろうとせず 名も知らぬままに、心赴くままに 一人になってから頻繁に見る夢 受け取るもののない生贄 振り返る幸福に蓋をした 足しても引いても変えられない想い 純白の世界にたった一つだけ跡を残して 一人で立つ強さ、一人でしか立てない弱さ 私だけの命となるあなた 痛みで生きることを知る 見失ったものすら思い出せず 君が僕の光であり、世界 一人が一人の世界を変える すべてを知り尽くした人の「全て」とは いつまでも傷を切り開く 言葉だけで気が安らいだ 見えるものだけを信じて 綺麗事で作られた世界に住むものはなく 常に目隠しをして見えないふりをした 強くあれ、何よりも弱い君の言葉 弱気な姿を見られたくなくて 涙で何もかも流れてしまえばいい 微笑みで偽りも真実さえも覆い隠して 失ってはならないものを手放す 愛する君に全てを捧げる 欠けたものを補うために創られた双子 光さす空間でひとり遊び いつまで欲すれば君を手に入れられるのか 罪だと知りながらも逃げ出すことはできず 手を紅く染めた聖職者 何度も忘れようとした思いが燻る 眠り続ける希望の灯火 心を抜き取った愛しい人の抜け殻を抱いて 謝罪ではなく、感謝の言葉を 捕まえた鳥の羽をむしり取って いつかそれが当たり前になるまで 追い詰められてようやく立ち上がる まぶたの裏に見える愛おしい人 寄り添い合っても伝わらぬ想い 切り捨てた戻れない日々 時と関わりを断たれた部屋で 大切すぎて接し方が分からなかった 優しく残酷な真綿に包んで 詩を禁じられた吟遊詩人の語る物語 両手に溢れかえるものを持ちながら 自分は必要ないと嘆くことで必要とした 答えがないと知りつつも探し求めて	変わることを恐れ、変わらぬことを厭う 種族に囚われ個々を忘れ 愛も憎も狂おしいまでの執着心 罠と知りつつも冷たい手をつかんだ 瞳に映る装飾されし世界 幸せだよと口にする君の頬を濡らすもの 君の正義と僕の正義 存在しない平等に身を焦がして 誰かがどうにかしてくれる 他力本願で幸せを得たいと願う檻の中の鳥 微妙な変化に気づいた瞬間 棘を刺すのは容易く、抜くのは困難で 時の流れを眺めながら 敗者への道を自ら選び取ったふりをして 長く続く安らぎの恐怖の一時 一人だけ綺麗なふりをして 君との繋がりが消えた記念日 夢を見続けている、今も昔も 罪のないあなたに鉄槌を 友達だろ――誰と、誰が 今はいない君の声が聞こえる 置いていかれるものの気持ち あなたにこの言葉は届いていますか？ 世界を閉ざして過ごした孤独な時 舞い降りた君を繋ぎとめるものはなく 口にせずとも伝わると思っていた 以前にかけられた言葉が忘れられず いつまでも眠り続ける王子 また会おうと約束を交わす 心も体も真っ直ぐに前を向けて 過剰な期待がもたらす破滅への道 優しい言葉は君を追いつめて 近寄れば牙を、離れれば追いすがる手を 憂いを帯びた瞳を伏せて 諦めの言葉を言い聞かせながら足掻き続ける 手放せないなら誰かに奪わせるしかなくて 知っていながらも決して教えるできず 死によって引き離されないように どうかこの手だけは繋いだままで 月の光が眩しすぎて闇夜に消え行く蝶と共に 世界すべてを味方につけて 素直な気持ちを声に出せたら もっと前に出会えていれば 燃えて消えた星のカケラ 何よりも大切だから言えない 誰よりも不運な少年の穏やかな微笑み 言葉を運ぶ風が途切れるとき 距離があって鮮明になる想い 引き継がれ紡がれる物語 震える心を暗闇で覆い隠す
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まどろみの中で見る、束の間の楽園 この手を繋ぐのは君ではない 言葉にしなくとも伝わると思っていた ないものばかりに目を向ける 失ってからのほうが君の姿を思い出す ひとつだけ光る星を踏み潰す 理由がなければ不安になる 忘れてしまうから証を残す 変わらないのではなく、変われない いつの日かこの手を放す時が来ても つかんだ腕がすり抜けていく どれだけ苦しめば君に会えるの？ さまよいながら帰りつく場所 偶然の出会い、必然の想い 一番綺麗な星をあなたに あなたの色に染まりたい 人の顔色に追い詰められていく 前に踏み出す不安に押し潰されそうになる 君は今もあの場所にいますか 出てくる言葉は謝罪ではなく言い訳ばかりで 泣き笑いながら呟いた台詞 一瞬の幸せをかみ締める 眩しすぎる光が身を焦がす 知りたければ堕ちておいで どうすれば忘れられるの 痛みを笑ってごまかした 過酷な時の流れを壊して 見えなくても君はそこにいる 残酷な現実だけを消し去って 悪い夢だけが終わらない 寄り添うだけでは耐えられなかった 記憶だけが温かく迎え入れてくれる 二度としないと決めたのはいつのこと ただひとつだけ覚えていて 頭では理解していた『二度と戻れない』 あなたは今もこの暗い空の下に 陽だまりの中で凍えている 知らないのはわたしだけ 誇れるのは君への愛だけ 笑いかける君の姿を夢で見る 大切な人のためには手段を選べない 楽になるために誰かを責める 私といなくて幸せそうなあなたを見かける 今もどこかで消えていく星 あの木の下で誓い合った日 手を取り合ってここから逃げよう 錆びついた心を動かす鍵 流れたのは汗、それとも 塔の上で高らかに歌い上げる すべてを残して旅立つのは	振り返っても誰もいない 思い出せるものは何もなく 触れたい衝動が今を壊す いつも不安を抱えながら前を見る 君の元へ逝くその日まで 毎日を無難に終わらせる 眠る君よ、もう目覚めないで 定義付けられた不安定な存在 真実欲するものだけが指の間から零れ落ちる 目に見えるものがすべて 求めたのはキミじゃない人 あなたの声が聞こえない ささいな風に揺れ動く心 望むのは君を創りあげるすべて 言葉でさえ通じ合えない 触れたいのに触れられない 崩れ落ちても、見えない希望に手を伸ばす ただ君と対等の関係になりたかった 私は今、どんなふうに笑っていますか かけがえのない貴方だから 昨日のあなたは今日のわたし たったひとつの贅沢な願い あなたに会うためだけに歩き続けている 消えかけた記憶に咲いた華 幾度別れても必ずあなたに出逢う もつれる足取りでは君にたどり着けない あなたが愛したのは誰？ 近づけば遠ざかってしまう 温かすぎる好意を嘲笑って 苛立つほどによく似ている 高い塀を越えて君に会いに行こう 私を捨てたあなたに天誅を ひと目で君に「結婚してください」 とある日の夕方あなたと二人で 眩しいあなたの笑顔が夜空を飾る ひとつ、またひとつ落ちていく 走り去っていく君を止められない ついた嘘に追い詰められる 焦る心を笑みで誤魔化す 人とは違うと思いたかった 目覚めるとき、あなたが傍にいる 手の中にある幸せが見えない 安らかに眠る姫を叩き起こす ひとつだけ違う色はいらない 残された想いがさ迷い続ける 翌日、冷えた光が差し込む部屋で あいつさえいなければいいのに 盲目の彼に偽りを与えて 誰かのためならば踏みとどまれる 愛するがゆえに受けた傷跡
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